インフルエンザを予防する食事とは

インフルエンザ予防のための対策を考える場合、毎日の取り組みとして「食事」があげられます。

そして、インフルエンザにならないための食事とは、「抵抗力・免疫力を上げる食事」ということになります。

では、何の栄養素が抵抗力を上げることにつながるのか。

【ビタミンD】

ビタミンDは、最近の研究で、体の抵抗力・免疫力を向上させるための重要な要素であることが分かってきています。強力な抗がん作用を持つことをはじめ、血液中に一定の濃度以上あると、抵抗力・免疫力が上がるということである。

日光を浴びることでビタミンDが生成されるわけですが、食事としては魚に多く含まれています。

<ビタミンDが多い食品>
あんきも、しらす干し、イワシ、身欠きにしん、すじこ、いくら、かわはぎ、さけ、にしん、さんま、うなぎ、トロ、カズノコ  等



【ムチン】

ムチンは納豆や山芋などのぬるぬる成分です。これは、気管、消化管、目などの粘膜をカバーし、インフルエンザや風邪などの感染症をかかりにくくする効果があります。

<ムチンが多い食品>
納豆、オクラ、さといも、なめこ、長芋、モロヘイヤ、ツルムラサキ 等


【ビタミンA,C,E、たんぱく質など】

体をウイルスから守っているのは、鼻や目などの粘膜です。
粘膜を強化することが抵抗力・免疫力を上げることになるわけですが、ビタミンAは、粘膜分泌を高めます。
血液では、白血球が抵抗力・免疫力のカギを握りますが、この動きを強化するのがビタミンCです。またビタミンEには、血行を促進するはたらきがあり、これらのA,C,Eを取ることが、基礎的な抵抗力強化につながります。

また、たんぱく質は体の機能を正常に保つという、基礎的かつ重要な役割があります。
結局のところ、ビタミン、鉄分、たんぱく質等、栄養バランスのとれた食事が基本ということが言えます。